
投資っていくら位するといいのかな…?
少な過ぎてももったいないし、たくさんでも怖いし…
いざ投資を始めるにしても、いくら投資すべきか、いくらまで投資していいのかって分かりにくいですよね。
適正額は人それぞれなので正解はありませんが、分かりやすい目安は存在します。
今回は年齢ごとにいくらくらい投資すればいいか、その参考となる基準をご説明していきます。
大まかに「生活防衛資金を確保」→「リスク資産割合を決める」という流れになります。
まずは「生活防衛資金」を確保
生活防衛資金とは
さっそく投資額を決めたいところですが、まずは「生活防衛資金」を確保しましょう!

生活防衛資金とは、病気・ケガ・失業など、不測の事態でも当面の生活ができるようにするための手元資金です
投資に全力投球!🤩
↓
会社が倒産!😯
↓
手元にお金がない!😰
↓
株や投資信託を売らなきゃ!😥
↓
運悪く暴落中!😱
こんなことにならないようにするための「生活防衛資金」ですね。
ではいくらくらいあればいいかと言いますと、
- 会社員や公務員の人は、生活費の「半年~1年分」
- 自営業の人は、生活費の「1年~2年分」
くらいあると安心です。
会社員の人は、傷病手当金(病気やケガで働けないとき給与の3分の2ほど)や失業手当(離職前の給与の50〜80%ほど)といった公的保障があります。
しかし、自営業の人はそういったセーフティネットがありませんので、多めに用意しておく必要があります。
生活防衛資金が足りないうちは投資すべきでない?

生活防衛資金が貯まってないと投資をする資格がないんですか…っ!?
不測の事態を考えると、生活防衛資金が足りないうちはあまり投資はおすすめできません。
しかし、まったく投資をしないでいると投資のことが何も経験できないまま時間が過ぎてしまいます。
そこで「生活防衛資金が貯まってないけど投資はしたい!」という方は、毎月5000円や1万円など、不測の事態でも困らない程度で考えましょう。
その場合も、積み立てはいつでも止めることもできます。

月1万円でも年率5%だと、10年で155万円(元本120万円)、20年で411万円(元本240万円)にもなります
投資額を増やしたいという気持ちが生活防衛資金を貯める意欲につながるかもしれませんね。
生活防衛資金を確保した残りが「投資用資金」
ご自分の資産から生活防衛資金を確保した余りが、「投資用資金」になります。

しかし、それをすべて投資に使うのは危険です!
「投資用資金」をさらに無リスク資産である「現金」と株式や投資信託などの「リスク資産」に分けます。
この「現金」と「リスク資産」の割合で投資額を決めていきます。
ここでは代表的なリスク資産割合を2つご紹介します。
リスク資産の上限を「100-年齢」とする
一つ目は、リスク資産割合を「100-年齢」で決める方法です。
- 30歳の人は投資用資金の30%は現金、投資の上限は70%
- 50歳の人は投資用資金の50%は現金、投資の上限は50%

投資用資金とは、資産のうち生活防衛資金を除いたものでしたね
これは、若い人ほど運用期間を長くできるのでリスクを大きく取れますが、年齢が高くなるほどリスクを抑えましょうという考え方です。
投資初心者の人からすると、思ったよりリスク資産が大きい印象を持たれるのではないでしょうか?
あくまで目安であって、上限いっぱいまで投資しないといけない訳ではありませんので、ご安心くださいね。
カウチポテトポートフォリオ(現金:リスク資産=50:50)
もう一つは「カウチポテトポートフォリオ」と呼ばれるもので、現金とリスク資産を半々(50:50)にするやり方です。
カウチポテトとは、カウチ(ソファ)に寝そべってポテトを食べるようなお気楽な投資手法から来ています。
現金とリスク資産を半々という分かりやすさだけでなく、
- 株価が上がったら、リスク資産を売って利益を確保!
- 株価が下がったら、安くリスク資産を買い増せるチャンス!
という、どっちに転んでもOK!というスタイルですね。

まさにカウチポテト(笑)
常に調整する必要はなく、割合が60:40以上に広がったら50:50に戻すとか、年1回見直すとか、大まかなメンテナンスで大丈夫です。
年齢が上がるほどリスク資産の割合が高いことになってしまいますので、安心度に合わせて60:40を基準にしてもいいですね。
まとめ
今回は、年齢別の投資額の目安をご説明しました。
- まずは「生活防衛資金」を確保
- 生活防衛資金を除いたものが「投資用資金」
- 投資用資金をさらに「現金」と「リスク資産」に分ける
- リスク資産は「100-年齢」や「カウチポテトポートフォリオ」を参考に
投資額に正解はありません。ご自分が安心できる金額で無理なく投資を楽しみましょう。

ちなみに僕はアラフィフなのにリスク資産は80%を超えています(笑)
みなさんは安全なリスク配分にしてくださいね。
ご参考になれば幸いです!