
証券会社がいっぱいあって、結局どれがいいんだろう?
ネット上では証券会社の比較記事がたくさんありますが、情報が多すぎて、かえって選びにくくなることもありますよね。
そこでこの記事では、NISAなどで投資を始めたい方に向けて、「楽天証券」と「SBI証券」をおすすめしています。
情報ばかりで混乱しないように、要点をぎゅっと絞ってお伝えします。
実は僕自身、SBI証券で口座を開いたのはもう20年も前のことです。
当時は「イー・トレード証券」という名前でした。

キャンペーンにつられていろんな証券会社に申し込みましたが、今も使っているのはSBI証券だけです。
そんな経験も踏まえて、自信を持っておすすめできる2社をご紹介します。
自分に合った証券会社のヒントになれば嬉しいです。
楽天証券かSBI証券を選べばOK
結論としては、証券会社は楽天証券かSBI証券のどちらかを選べば間違いありません。
実際、ネット証券の中でも楽天証券とSBI証券は利用者数・口座数ともにトップクラスで、多くの初心者やベテラン投資家に選ばれています。
NISA口座開設から売買までネットで完結
楽天証券もSBI証券も、NISA口座の開設から売買まですべてネットで完結できます。
対面型の証券会社や銀行窓口では、低コストの投資信託の取り扱いが少なかったり、手数料がかかる場合がありますが、ネット証券であれば人気商品をスマホ一つで購入することができます。

人見知りの僕にはありがたい時代です。
NISAでの売買手数料が無料
楽天証券もSBI証券もNISA口座開設は無料です。
両社ともNISAなら国内株式、米国株式、米国ETF、投資信託のどれも売買手数料も無料です。
NISA枠は1,800万円(年間360万円)もありますので、手数料の心配はいらないでしょう。
NISA以外の取引でも、楽天証券は「ゼロコース」、SBI証券は「ゼロ革命」という売買手数料の無料プランが用意されています。
無料プランの利用条件も郵送を電子交付にするなど簡単なものなので、実質誰でも利用可能です。

昔はSBI証券も取引額たった10万円までしか手数料無料になりませんでした。いくつもの証券会社に口座を開いて、無料範囲で併用していたのも懐かしい思い出です。今はすごい時代ですね。
投資信託のクレジットカード積み立てでポイント付与
両社ともクレジットカードで投資信託の積み立てができて、ポイントも付与されます。もちろんNISAも対象です。
楽天証券は楽天カードの利用で、楽天ポイントが付与されます。
一般カードは0.5%、ゴールドカードは0.75%になります。
SBI証券は三井住友カードの利用で、Vポイントが付与されます。
一般カードは0.5%ゴールドカードであれば0.75%~1%のポイントが付与されます。
ただし、クレカ積立の他に年間カード利用額が10万円以上必要になります。

ポイント率は改悪されることもあるので、おまけ程度に思っておくとよいですね。
銀行口座との連携が便利
楽天証券の「マネーブリッジ」とSBI証券の「ハイブリッド口座」は、証券口座と銀行口座を連携させるサービスです。
口座を連携すれば、わざわざ証券口座に入金したり、銀行口座に引き出す手間がありません。
しかも、預金金利も0.01%~0.06%ほど優遇されます。(2025年6月時点)
待機資金の置き場所としてもおすすめです。

銀行口座との連携は便利すぎて手放せません。しかも金利もアップして使わない手はありませんね。
自分にはどっちが合ってる?楽天証券とSBI証券の違い
どちらもおすすめの証券会社ですが、よく利用するポイントサービスや銀行口座などの面で違いもあります。
ここでは、それぞれの特徴と、どんな人に向いているかを整理してお伝えします。
楽天証券が向いている人
- 楽天ポイントを貯めたい
- 楽天カードを持っている(または作ってもよい)
- 楽天銀行に口座がある(または作ってもよい)
- 楽天証券でSBIの投資信託を買いたい
- 証券会社のサイトはシンプルなほうがいい
楽天証券は楽天ポイントを始めとする楽天サービスとの相性が抜群です。
楽天証券で投資信託を購入すると、楽天市場のSPUポイントも+0.5%になります。
SBIが運用する投資信託(SBI・Vシリーズなど)も一部を除いて楽天証券で購入でき、選択肢が広いのも魅力です。
SBI証券が向いている人
- Vポイント、dポイント、Ponta、PayPayを貯めたい
- 三井住友カードを持っている(または作ってもよい)
- 住信SBIネット銀行に口座がある(または作ってもよい)
- 楽天の投資信託は買う予定がない
SBI証券は貯めたいポイントを複数から選ぶことができます。
楽天サービスを利用しない人はSBI証券にするとよいでしょう。
ただし、楽天が運用するファンド(楽天・プラスシリーズ)は楽天証券でしか買えません。
楽天証券とSBI証券で迷ったときは?
楽天証券とSBI証券で迷ったときは、個人的には「楽天証券」をおすすめします。
理由は以下の通りです。

僕はSBI証券を使い続けていますが、もし今から新しく始めるなら、サイトの使いやすさと楽天ポイントの利便性で楽天証券を選ぶと思います。
迷ったら併用や乗り換えも可能(ただしNISAは注意点あり)
証券口座は何社でも開設できるので、楽天証券とSBI証券の両方に申し込んで実際に使って比べることも可能です。ただし、NISA口座は1月から12月の年単位でしか変更できない点は注意が必要です。
手間はかかりますが、保有している株式や投資信託を他社に移管することもできます。
ただし、移管先の証券会社で取り扱いがある銘柄しか移管できません。
(例えば、楽天・プラスシリーズの投資信託はSBI証券に移管できません。)
まとめ
証券会社選びに迷っている方へ向けて、おすすめの楽天証券とSBI証券をご紹介しました。
- 新NISAを始めるにあたっては、楽天証券かSBI証券を選べばOK
- 両社とも手数料無料、ポイント制度、銀行口座連携が便利
- 楽天ポイントを貯めたい人は楽天証券、楽天以外を使う人はSBI証券がおすすめ
- 迷ったら楽天証券がおすすめだけど、併用や乗り換えも可能
どちらの証券会社もコストをかけずにポイントを貯めながら人気の投資信託を購入できます。

安心して投資の第一歩を踏み出してみてはいかがですか?